ちゃる家は夫婦ともに30代後半のアラフォー世代です。
先日、夫の父に病気が発覚しました。手術と長い入院が必要です。義父はまだ現役で働く経営者なので仕事はストップ。義母もパートしているものの、生計は義父の会社と年金で立てています。
義母は昨年ケガをしてから生活の一部に制限があり、長時間の家事などはできませんし車も乗れません。
この状況なので、私たち夫婦のサポートが必須になってきます。
でも、共働きだし子どももいるし、どうやってサポートするの?
って、思う人もいますよね。
そこで、介護に使える制度をまとめてみました!
家族の介護で休まないといけないとき
介護で休む、といっても2つのパターンがあります。
①介護休暇
介護休暇とは、『労働者が要介護状態(負傷、疾病または身体上もしくは精神上の障害により、2週間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態)にある対象家族の介護や世話をするための休暇』です。
1. 対象者
配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫などの親族が介護を必要とする場合。
※労使協定を締結している場合に対象外となる労働者
・入社6か月未満の労働者
・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
2. 取得条件
介護休暇は、介護を必要とする家族1人につき年に5日まで取得可能。2人以上の場合は年に10日まで取得可能。
3. 取得方法
連続して取る必要はなく、1日単位や半日単位で取得可能。
4. 休暇中の給与
労働基準法の年次有給休暇とは別に取得できる。有給か無給かは、会社の規定による。
②介護休業
1. 対象者
労働者本人の配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫などの親族が介護を必要とする場合。
※取得予定日から起算して、93日を経過する日から6か月を経過する日までに契約期間が満了し、更新されないことが明らかでないこと。
※労使協定を締結している場合に対象外となる労働者
・入社1年未満の労働者
・申出の日から93日以内に雇用期間が終了する労働者
・1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
2. 取得条件
対象家族1人につき3回まで、通算93日まで休業できる。93日は連続して取る必要はなく、分割して取得することも可能。
3. 休業中の給与
介護休業期間中の給与は無給ですが、雇用保険の被保険者で一定の要件を満たす方は、介護休業期間中に休業開始時賃金日額の67%相当額の介護休業給付金が支給されます。
※詳しくは会社の人事、又はハローワークへ
育児休業と同じような給付金がもらえるんだね。
介護が必要となったときに頼れるところ
介護サービスを受けるために、まずはお住まいの地域の「地域包括支援センター」あるいは市区町村の窓口に相談しましょう。
自分たちで介護をしていくのには限界があります。育児と介護のダブルケア時代には、プロに頼ることは欠かせません。
お金もまだまだかかるし、仕事辞める訳にもいかないしね…
でもやっぱり、人事をしていると、介護離職をする社員の手続きをすることもあります。
通勤に時間もかかるし、何かあれば病院や自宅にすぐ帰らないといけないという状況では仕事が続けられないという理由です。
また、自宅介護の場合、なるべくそばにいてあげたいという気持ちもありますよね。
介護離職しないためには?
今は、リモートワークを行っている企業も多いですよね。
基本出社という会社でも、事情を考慮してリモートワークOKにしてくれることも◎今の職場でも相談はしてみてください!
ただ、上にも書いたように、入社してすぐは介護休暇、介護休業の対象外になってしまいます。
今後の、育児・介護のダブルケアに向けて在宅勤務、リモートワークができる会社へ転職することも一つの選択肢です!!
\私も使った、パパママに推せる転職ツール!/
↓今すぐ転職しない人も、自己分析や情報収集だけで使えるよ↓
まとめ
育児と介護のダブルケア時代、共働き家庭はしっかり働いて教育資金を貯めつつ、子どもを育てながら親の介護をしていくことになります。
働くことが負担になってしまわないよう、今のうちから情報を集めて、働きやすい環境をつくっておくことが必須!!
いざというときにあたふたしない体制を、ご夫婦、両親と話し合っておきましょう。